猫のカリシウイルスは危険?本当のリスクを正しく理解する
- CureFIP Japan

- 1月22日
- 読了時間: 4分
動物病院で「カリシウイルス」という診断を受けると、多くの飼い主さんは不安や戸惑いを感じます。「重い病気なの?」「自然に治るの?」「今すぐ何かしないといけない?」と、さまざまな疑問が浮かぶのは当然のことです。

まず大切なポイントはこれです。猫のカリシウイルスは決して放置してはいけません。多くの猫が回復する可能性はありますが、その結果は 早期の対応・適切なケア・継続的な観察 に大きく左右されます。この記事では、必要以上に不安を煽ることなく、正しい判断ができるよう分かりやすく解説します。
猫のカリシウイルスとは?
猫のカリシウイルス(Feline Calicivirus)は、猫に非常に多く見られるウイルス感染症です。主に 上部呼吸器(鼻・喉)や口腔内 に影響を与えます。
感染経路は以下の通りです。
感染した猫との直接接触
食器、トイレ、寝床、おもちゃの共有
人の手や衣服、物品を介した間接感染
ウイルスは 環境中でも比較的長く生存でき、感染力が高い ため、
多頭飼育家庭
保護施設・シェルター
ペットホテルやブリーダー環境
では特に感染が広がりやすくなります。
ワクチン接種により重症化リスクは下げられますが、完全に感染を防げるわけではありません。そのため、ワクチン接種済みの猫でも発症することがあります。
治療しないと危険?
カリシウイルスは必ずしも即命に関わる病気ではありません。しかし、適切な対応をせずに放置すると危険な状態に進行する可能性があります。
放置や対応の遅れによるリスクには以下があります。
口内炎や潰瘍が強く、食事ができなくなる
脱水や急激な体重減少
二次的な細菌感染
呼吸器症状の悪化
特に注意が必要なのは、
子猫
高齢猫
免疫力が低下している猫、基礎疾患のある猫
これらの猫では、対応の遅れが重篤な状態につながることがあります。
見逃してはいけない症状
カリシウイルスの厄介な点は、初期症状が軽く見えることが多い点です。また、猫は痛みや不調を隠す動物でもあります。
初期によく見られる症状
くしゃみ、鼻水
元気がない、動きが鈍い
食欲の低下
よだれが増える、口を気にする仕草
悪化のサイン
24時間以上、食事や水をまったく取らない
舌や歯茎、唇に潰瘍が見える
急激な体重減少
呼吸が苦しそう
足を引きずる、関節痛(一部の症例)
これらが見られる場合、様子見は危険です。症状は想像以上に早く進行することがあります。
なぜ早期対応が重要なのか
現在、カリシウイルスそのものを直接消す治療薬はありません。治療の中心は 対症療法(サポーティブケア) です。
早期に適切なケアを行うことで、
痛みや炎症を軽減できる
脱水や栄養不足を防げる
二次感染のリスクを下げられる
回復までの期間を短縮できる
早く対応した猫ほど、回復がスムーズな傾向があります。
診断後、飼い主ができること
診断はゴールではなく、ここからが大切な判断のスタートです。
実践すべきポイント:
獣医師の指示を正確に守る
食事量・飲水量を毎日確認する
他の猫がいる場合は隔離を検討する
静かで清潔、ストレスの少ない環境を整える
症状の変化を注意深く観察する
自己判断や様子見の長期化は、リスクを高めてしまいます。
専門的なサポートが役立つ場面
多くの飼い主さんが、「この治療で十分なのか」「今の状態は普通なのか」と不安を感じます。これはとても自然で、責任ある気持ちの表れです。
カリシウイルスの管理は、
症状の重さ
猫の年齢・免疫状態
初期治療への反応
によって大きく異なります。
判断に迷ったときは、経験に基づいた客観的なサポートが助けになります。CureFIP は、個々の状況を踏まえた情報提供と方向性の整理を行い、飼い主が冷静に判断できるよう支援しています。即効性を約束するものではなく、責任ある選択のためのガイドです。
もしあなたのペットの猫がFIPの症状を示す場合は、すぐに近くの獣医に連れて行き、正確な診断と治療を受けさせてください。FIPウイルスとその治療についてさらに相談したい場合はLineでCureFIP Japanに連絡するか、InstagramのCureFIP Japanを訪れてサポートを受けることができます。また、FIPに関する完全なガイドを読みたい場合は、こちらをクリックしてください。
まとめ
猫のカリシウイルスは、過度に恐れる必要はありませんが、決して軽視してはいけない病気です。早期対応・適切なケア・継続的な観察によって、多くの猫は回復し、元の生活に戻ることができます。
もしあなたの猫がカリシウイルスと診断されたなら、先延ばしにせず、ひとりで抱え込まないでください。早い判断と正しい情報が、猫の回復に大きな違いをもたらします。
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