日本で猫のFIP治療費はいくら?費用の全内訳
- CureFIP Japan

- 7月10日
- 読了時間: 7分
日本での猫の猫伝染性腹膜炎(FIP)治療の費用は、猫の体重、FIPのタイプ、そして治療ルート(注射か経口カプセルか)によって変わります。CureFIPの抗ウイルス薬の価格は、GS-441524 抗ウイルス剤, 20mg/ml濃度が¥10,900から、経口の併用カプセルが¥20,990です。薬代に加えて、診断や経過観察のための獣医費用が別途かかるため、正確な総額は体重と治療計画をもとに、あなたの獣医師に確認することが大切です。
日本で猫のFIP治療にかかる費用はどのくらいですか?
日本でのFIP治療費は固定ではなく、猫の体重、FIPのタイプ、治療期間(標準で84日間)、そして使用する製品によって決まります。標準的な治療は12週間(84日間)にわたって毎日投与するため、体重が重い猫ほど必要な薬の量が増え、費用も上がります。
CureFIPでは、治療の中心となる抗ウイルス薬GS-441524を、複数の濃度の注射剤と、GS-441524 + EIDD-1931を組み合わせた経口カプセルの形で提供しています。費用を見積もる第一歩は、製品ごとの価格と、FIPのタイプ別の投与量を理解することです。
FIPがどのような病気で、どんな選択肢があるのかを最初に整理したい方は、猫のFIP治療:飼い主のためのわかりやすいガイドもあわせてお読みください。
治療費を左右する要素は何ですか?
FIP治療の総額は、主に4つの要素で決まります。薬代だけでなく、獣医費用も含めて全体像を把握しておくことが安心につながります。
猫の体重:投与量はmg/kgで計算されるため、体重が重いほど1日に必要な薬の量が増えます。
FIPのタイプ:ウェット、ドライ、眼型、神経型で1kgあたりの投与量が異なります。
治療ルート:注射剤(GS-441524単剤)か、経口カプセル(GS-441524 + EIDD-1931の併用)かで価格と適応が変わります。
獣医費用:初診、血液検査、画像診断、経過観察の通院などが薬代とは別にかかります。
GS-441524は現代のFIP治療の中核となる抗ウイルス薬であり、2019年以降、世界で100,000頭以上の猫がこの治療を受けてきました。費用を考えるうえでも、まずはこの薬がどのように作用するかを理解しておくと判断しやすくなります。
CureFIPの製品ごとの価格はいくらですか?
CureFIPのFIP向け抗ウイルス製品の価格は、GS-441524 抗ウイルス剤, 20mg/ml濃度の¥10,900から、経口の併用カプセルの¥20,990までの範囲です。以下が現在のラインナップと価格です。
製品名 | 濃度・構成 | 容量 | 価格 |
GS-441524 抗ウイルス剤, 20mg/ml濃度 | 20 mg/ml | 8ml, 10ml | ¥10,900 |
CureFIP™ GS-441524 + B12 注射剤 | 20 mg/ml + B12 | 8ml, 10ml | ¥11,900 |
CureFIP™ GS-441524 注射剤 30mg/ml 10ML | 30 mg/ml | 10ml | ¥16,600 |
CureFIP™ GS-441524 注射剤 40mg/ml 10ML | 40 mg/ml | 8ml, 10ml | ¥18,900 |
CureFIP™ 経口カプセル|猫FIP治療 ダブル抗ウイルス配合(GS-441524 + EIDD-1931) | GS-441524 + EIDD-1931 | カプセル | ¥20,990 |
高濃度の注射剤(30mg/mlや40mg/ml)は、体重が重い猫で1回あたりの注射量を抑えやすい点が特徴です。どの濃度が適しているかは、猫の体重とFIPのタイプによって変わるため、あなたの獣医師と相談して選んでください。
FIPのタイプによって投与量はどう変わりますか?
FIPは4つのタイプをとり、それぞれで注射剤の1kgあたりの投与量が異なります。投与量が増えるほど1日に使う薬の量が増えるため、タイプは費用に直接影響します。
どのタイプも、注射剤のスケジュールは1日1回の皮下注射を週7日、12週間(84日間)続けるのが標準です。
FIPのタイプ | 注射剤の投与量 |
ウェット(滲出型) | 6 mg/kg |
ドライ(非滲出型) | 8 mg/kg |
眼型 | 10 mg/kg |
神経型 | 10 mg/kg |
ウェット(滲出型)FIP
ウェットFIPは、胸やお腹に液体がたまるタイプで、呼吸が苦しそう、お腹が膨らむといった症状が出ます。注射剤の投与量は6 mg/kgで、4タイプの中では1kgあたりの量が最も少なく設定されています。
ドライ(非滲出型)FIP
ドライFIPは目立った液体貯留がなく、発熱や食欲不振、元気消失などゆっくりと進む症状が中心です。注射剤の投与量は8 mg/kgで、ウェットよりやや多くなります。
眼型FIP
眼型FIPは、目の色の変化、濁り、視力の異常といった眼の症状が前面に出るタイプです。注射剤の投与量は10 mg/kgと高めに設定されています。
神経型FIP
神経型FIPは、ふらつき、けいれん、行動の変化など神経症状を伴うタイプです。注射剤の投与量は10 mg/kgで、薬が中枢神経へ届く必要があるため眼型と同じく高用量となります。
体重が同じでも、神経型や眼型は1kgあたりの投与量が多いため、ウェットよりも薬の使用量が増え、結果として費用が高くなる傾向があります。治療開始前に血液検査でベースラインを確認しておくと経過判断がしやすく、FIP治療中の血液検査結果を正しく読むも参考になります。
注射と経口カプセル、どちらが費用面で適していますか?
注射剤(GS-441524単剤)と経口カプセル(GS-441524 + EIDD-1931の併用)は、価格だけでなく適応も異なります。費用だけで選ぶのではなく、猫のFIPのタイプと状態に合うルートを選ぶことが重要です。
ルート | 主な適応 | 効果データ | 投与スケジュール |
注射剤(GS-441524単剤) | ウェット、ドライ、眼型、神経型 | 92%の成功率(UC Davis / Pedersen 2019) | 1日1回皮下注射、週7日、84日間 |
経口カプセル(GS-441524 + EIDD-1931 併用) | ウェット・ドライ向けに位置づけ | 78.3%の寛解(Li and Cheah 2025) | 1日1カプセル、12週間(推奨) |
経口カプセルは注射が難しい家庭にとって扱いやすい選択肢ですが、地域によっては、眼や神経の症状が出ている場合、または猫が食事や排便ができない場合には推奨されないと案内されています。こうした併用療法の薬理学的な背景については、猫のFIP治療が変わった――2つの抗ウイルス薬による併用療法が注目される理由で詳しく解説しています。
経口の併用カプセルの投与量は、体重帯ごとに決められています。
体重 | GS-441524 | EIDD-1931 |
2.5 kg未満 | 25 mg | 5 mg |
2.5〜5 kg | 35 mg | 8 mg |
5 kg超 | 50 mg | 12 mg |
注射剤か経口カプセルか迷う場合は、効果のデータと適応の両方を踏まえて、あなたの獣医師に相談してください。GS-441524治療の効果をもう少し詳しく知りたい方は、猫のFIPに対するGS-441524治療はどれほど効果的ですか?も参考になります。
薬代以外にかかる費用は何ですか?
FIP治療では、抗ウイルス薬の費用に加えて、診断と経過観察のための獣医費用がかかります。これらは治療の安全性を支える重要な部分です。
初診と診断:問診、身体検査、必要に応じた画像検査や穿刺液の検査など、FIPのタイプを見極めるための費用です。
治療開始時の血液検査:ベースラインの数値を確認し、治療計画を立てるために行います。
治療中の経過観察:84日間の治療中に、体重の変化や血液検査の推移を確認するための通院費用です。
治療終了後の観察期間:投与終了後も、再発がないかを一定期間モニタリングします。
これらの獣医費用は動物病院やケースによって異なるため、具体的な金額はかかりつけの動物病院に確認してください。治療開始前に取るべき行動については、慌てないで:獣医師が猫のFIPを疑ったときに取るべき行動が役立ちます。
治療の効果はどのくらい期待できますか?
GS-441524単剤の注射による治療は、UC Davis(Pedersen, 2019)で92%の成功率が報告されています。一方、GS-441524 + EIDD-1931を組み合わせた経口の併用療法は、Li and Cheah 2025で78.3%の寛解が報告されています。
この2つの数字は、それぞれ異なる治療と研究に基づくものであり、混同したり平均したりするものではありません。CureFIPは、エビデンスが何を示し、何を示していないかを正直にお伝えすることを大切にしています。
治療は84日間にわたって進み、途中で症状の改善や血液数値の変化が見られることが一般的です。治療経過の目安については、GS-441524によるFIP治療のタイムラインで段階ごとに解説しています。
FAQ
FIPのタイプによって費用は変わりますか?
はい、変わります。注射剤の投与量はウェット6 mg/kg、ドライ8 mg/kg、眼型と神経型は10 mg/kgと異なり、投与量が多いタイプほど薬の使用量が増えるため、費用も高くなる傾向があります。
治療期間はどのくらいですか?
標準的なFIP治療は12週間(84日間)です。注射剤は1日1回の皮下注射を週7日続け、経口の併用カプセルは1日1カプセルを12週間続けるのが推奨スケジュールです。
体重が重い猫の場合、どの製品が向いていますか?
投与量はmg/kgで計算されるため、体重が重い猫では1回あたりの注射量が増えます。30mg/mlや40mg/mlといった高濃度の注射剤は注射量を抑えやすいですが、最適な濃度は体重とFIPのタイプによるため、あなたの獣医師と相談して選んでください。
薬の値段だけで総額がわかりますか?
いいえ。総額には抗ウイルス薬の費用に加えて、診断、治療開始時と治療中の血液検査、経過観察の通院などの獣医費用が含まれます。正確な見積もりは、猫の体重と治療計画をもとにかかりつけの動物病院に確認してください。
経口カプセルはすべてのFIPに使えますか?
経口の併用カプセルはウェット・ドライ向けに位置づけられています。地域によっては、眼や神経の症状が出ている場合、または猫が食事や排便ができない場合には推奨されないと案内されているため、ルートの選択は獣医師に相談してください。
FIP治療の費用は、猫一頭ごとの体重やタイプ、状態によって変わります。製品ごとの価格や治療の選択肢についてもっと知りたい方は、CureFIPの治療オプションを見るから詳細をご確認のうえ、私たちのチームやかかりつけの獣医師にお気軽にご相談ください。最終的な治療の判断は、必ずあなたの獣医師と一緒に行ってください。
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